ぎっくり背中｜榎戸駅前接骨院

そもそも筋肉は一つの繊維でできており、それが束となって筋肉になります。その繊維が何らかの原因によって切れてしまうと痛みとして現れます。
ぎっくり背中はいわゆる肉離れの状態に近いので束ごと切れてしまうことです。なので急な激痛や少しでも動くと痛みが出てしまうのです。

当院ではそんなぎっくり背中の原因を姿勢不良、インナーマッスルの低下によって起きていると考えています。
姿勢が悪いことで背中全体の筋肉が緊張してしまい、日常生活でも常に筋肉を使っている状態になってしまうので張りやすくなります。またインナーマッスルといってお腹の深い筋肉が低下していることにより腹筋でカバー出来ず背中の筋肉の方が腹筋よりも使うことになってしまうのです。

ギックリ背中を患った方の多くは、身体の痛みの強い部分をかばおうとした動きを日常生活の中でとってしまいます。
背中の痛みを避けようとするわけですから、不自然に身体をゆがめた体制で過ごす機会増えていきます。

そうすると、ギックリ背中の痛みが抜けた時に身体の歪みが原因で他に肩が痛かったり、膝が痛かったり、今度はギックリ腰を起こしてしまったりと一つのケガから沢山のケガに繋がってしまう事も起こりえます。

ただ肩が痛い、膝が痛い、腰が痛いでは済まず、ひどくなると首または腰のヘルニア、脊柱管狭窄症、四十肩五十肩などのひどい怪我になってしまい、施術に長期間が必要になってしまう事もあります。
お早めに受診を行ってください。

ギックリ背中の施術法は何よりも早めに始めることが先決です。痛みが強く出ている部分に電気を当てて痛みを分散することで、身体をかばうことによって引き起こされる筋肉の緊張を未然に防ぎ、施術期間を最小限に抑える事ができます。

緊張が取れてきて痛みの軽減が見られるようになったら、そのギックリ背中の原因となった内容によって施術内容を変えていきます。

例えばパソコンでの仕事、書類業務などを常日頃から行っているような方は姿勢不良が原因で起こることがあるので『姿勢矯正』を、農産物や手を使った作業などを繰り返されている方は肩から背中周りの柔軟性が少なくなっている可能性があるので、『猫背矯正』というストレッチを行っていきます。
このように原因から逆算して原因に沿った施術内容を行い、根本的な改善を行えるようしていきます。

『電気施術』を受けるとぎっくり背中特有の激痛から早いうちに解放されることが期待できます。痛みの原因となっている炎症反応が沈静されることによって楽になるのです。

炎症反応が沈静後、筋肉の緊張が残っていると日常生活で動きづらさが出てきてしまうので、『鍼施術』を行います。鍼を行うことで緊張が解けるので、重く固まっているような緊張感を緩和する効果が期待できます。

この二つで日常生活に支障をきたすほどの痛み、動きずらさは解消することが期待できますが、まだ最大限ちゃんと動ける状態ではないです。ですので、ここで『矯正施術』を行います。矯正施術を行うことでお体の可動域に制限がかかっていた関節の動きを正常化することができるようになるのです。

こうして、お体を調子の悪い状態から動けるようになった状態、そして調子が良く、日常生活をいきいき過ごせるような体にしていきましょう！

症状が軽減するまでの期間は1か月ほどを考えていただきたいです。ぎっくり背中のような筋肉などの損傷の際には傷口がふさがるのに約2週間ほどかかるといわれています。

ただここでの2週間は傷口がふさがるだけですので、体が痛むことには変わりありません。なのでお体がちゃんと日常生活に大きく支障をきたさない程度の動きまで回復させるためには、そこからさらに2週間かかり、合計1か月となります。

ここまでくると傷口はふさがり痛みは引いてくれますが、それまでの期間や元々の負担でついた体の歪み、硬さについてはそこから本格的な施術の開始になります。
体の状態によって変わりますが3か月から12か月の間、継続してご来院いただくことをお勧めしております。